想定馬場トラックバイアス、コンディション 9月8日(金) /馬場虎太郎 トラックバイアス

2017年9月8日


想定トラックバイアス
9月8日(金)

中山芝
(近2年の4回中山開幕週を参考)
想定馬場コンディション「標準」
想定トラックバイアス「 ・差」

近2年ともに開幕週でもエアレーションの効いた路盤で標準的なコンディション。コース構造上、内を通る馬が有利になりやすい1600mや1800mでトラックバイアス「内」と判定するレースがあったものの、それでも発生率は低く、基本的に内を通るアドバンテージはほとんどない。
摩擦があり、普通に流れるとトラックバイアス「差」もしくは「超差」と判定するような後方待機馬に有利な状況が発生しやすいため、内をロスなく通ってくるとむしろ前が詰まって脚を余す心配がある。3コーナーあたりからは外めを通って加速をつける馬が走りやすい。

今年も中間の作業内容はほぼ同等。週中の雨量は多めだが、ほとんど影響が出ない程度で近2年とは似たような状況になることが想定される。


阪神芝
(近2年の4回阪神開幕週を参考)
想定馬場コンディション「標準~稍軽い」
想定トラックバイアス(内回り)「内・ 」
想定トラックバイアス(外回り)「 ・ 」

中山とは違い、過剰な馬場管理は行わない傾向。一昨年は週中の雨が多めで、標準的なコンディション。去年は週中の雨が少なく、軽めのコンディションになった。
コンディションが軽かった去年のほうが、開幕週らしく内有利になりやすい状況。
一昨年に関しては内回りは物理的にもロスなく通るほうが良かったが、外回りではトラックバイアス「内」もしくは「超内」と判定したレースがなく、どこを通っても問題ない状況だった。また、一昨年は新馬戦を除いた9レースのうち3レースがトラックバイアス「差」もしくは「超差」と判定。展開などによっては後方からでも届いている。

今年は木曜の雨量が多く、雨の影響は残る可能性大。近2年では一昨年に近いコンディションが想定される。