想定馬場トラックバイアス、コンディション 7月28日(金) /馬場虎太郎 トラックバイアス

2017年7月28日


想定トラックバイアス
7月28日(金)

新潟芝
(近2年の2回新潟開幕週を参考)
想定馬場コンディション「稍軽い~標準」
想定トラックバイアス「 ・ 」

近2年の2回新潟芝開幕週はどちらも軽めのコンディション。
前開催から間が短いにも関わらずエアレーション作業が入念に行われる傾向にある競馬場で、開幕週でも直線1000mを除けばコース取りによる偏りは出ない。
軽快に粘り込むようなレースは難しく、古馬混合のレースや外回りではどこからでも末脚を使うことが可能な状況になりやすい。新馬戦を除いた22レースのうち6レースはトラックバイアス「差」もしくは「超差」の後方待機馬に有利な状況と判定している。

週中の雨量は多かったものの、水捌けは抜群に良い競馬場のため影響はない。週末は不安定な天候で降雨も考えられるが、雨量はそれほど多くなさそうで断続的に降り続くようなことがない限り馬場悪化は考えづらい。今年も比較的軽めなコンディションで近2年と似たような状況が想定される。


小倉芝
(近2年の2回小倉開幕週を参考)
想定馬場コンディション「標準~稍軽い」
想定トラックバイアス「 ・差」

近2年の2回小倉芝の開幕週はエアレーション作業の影響が大きく、時計はそこそこ出るものの馬場状態はタフ。特に去年の開幕週は力を要求され馬場コンディションは「標準」と判定。
差し有利率が高く、2歳戦以外で18レースのうち9レースをトラックバイアス「差」もしくは「超差」と判定。そのうち3レースはトラックバイアス「超差」、二桁位置取りの馬が上位を独占するような極端に後方位置取りが有利なケースも目立っていた。

この傾向は路盤などの状態から来ることに加えて、開催前半、特に開幕週は騎手の意識が先行や内にいきオーバーペースになっていることが影響している。実際に去年も、3週目以降は騎手が意識してペースを抑えたりするケースが増えていき、トラックバイアスで「差」と判定する差し有利の割合もそれに伴って減っていった。

中間雨の影響なく、週末の気温も高いが、エアレーションにより路盤は緩んだ状態になっていることが濃厚。今年も近2年と同様に先行馬が止まりやすい状況になることが想定される。



札幌芝
(近2年の1回札幌開幕週を参考)
想定馬場コンディション「標準」
想定トラックバイアス「内・ 」

近2年とも標準的なコンディション。
開幕週らしく内有利率は高く、1500m、1800m、2600mはコース構造からも内を通る馬が有利な状況。
ただし、3レースでトラックバイアス「超差」と判定する先行馬に厳しい状況も発生。内有利を意識しすぎたオーバーペースになると、バテてしまう馬場という点には注意が必要。