想定馬場トラックバイアス、コンディション 2月23日(金) /馬場虎太郎 トラックバイアス

2018年2月23日


想定トラックバイアス
2月23日(金)

中山芝
(近2年の2回中山開幕週を参考)
想定馬場コンディション「標準~稍重い」
想定トラックバイアス「 ・ 」

開幕週でも前開催からは1ヶ月程度しか空いておらず、中間にはエアレーション作業も施されるため路盤の状態はそれほど良くない。近2年ともに標準的なコンディションになっている。
コース構造から明らかに内を通る馬が有利になりやすい1800mや中距離でスローペースになった場合を除けば、極端なトラックバイアスは出ていない。
むしろ、期間内20レースのうち5レースでトラックバイアス「差」もしくは「超差」と判定する後方待機馬に有利な状況も発生していることが特徴的。展開次第で末脚を伸ばせる公平な状況になっていた。

今年は開催前々日の木曜から金曜にかけて雨が降ったことにより、若干湿っている。中山芝は3コーナーから直線にかけての水捌けが良いため、乾きかけの状態では前半に脚を使うと非効率。こういった状態の際には、外有利な状況になりやすい傾向もみられる。


阪神芝
(近2年の1回阪神開幕週を参考)
想定馬場コンディション「稍軽い~軽い」
想定トラックバイアス(内回り)「 ・ 」
想定トラックバイアス(外回り)「外・ 」

一昨年は軽めのコンディション。去年は週中の雨量が多く、標準的なコンディションになった。

ただし、去年の3回開催頃から阪神芝は路盤の状態が非常に良好。水捌けも良く、グリップが効く。
今年の阪神芝も、よほどの悪天候によって路盤が壊れるようなことがない限り、引き続きこの傾向が続く可能性が高い。これまでの阪神芝と同じイメージで捉えるのは危険。

開幕週となる今週は週中の降雨が全くなく、乾いた絶好のパンパン馬場。軽いコンディションが想定される。
昨年の傾向を踏まえると、軽い馬場になるといっても、内を通るロスなく立ち回るタイムトライアルのような状況にはなりづらい。基本的にはマギレなく各馬が実力を発揮できる公平な馬場が想定される。
内回りの場合は物理的にコースロスがない立ち回りをする方が良いものの、馬場が軽いため脚があれば直線で脚を使うことも可能。外枠や差し馬だからといって極端に割引く必要はない。
外回りは馬場が軽いほど外有利率が高まり、直線の伸び勝負で決着するパターンが目立つ。内を通るアドバンテージはほぼなく、開幕週という意識で騎手が積極的に乗るようなら先行馬に厳しい状況もみられそう。


小倉芝
想定馬場コンディション「標準~稍軽い」
想定トラックバイアス(1200m)「外・ 」
想定トラックバイアス(1800m以上)「 ・ 」

先週は週中に若干の降雨があったものの、標準的なコンディション。
全体的には後方から届きやすい状況になっていて、トラックバイアス「超差」と判定するような後方待機馬が圧倒的有利な状況も目立っていた。
例外的に3歳の2000mでは直線で伸びるのが難しく、先行馬が恵まれるケースが複数みられた。

今週はBコース替り。週中の降雨は全くなく、乾いた標準的なコンディションが想定される。
例年の1回小倉Bコースが標準的なコンディションで行われたケースでは、1200mで外有利率が高い。


小倉ダート
想定馬場コンディション「標準」
想定トラックバイアス「 ・ 」

先週は週中の雨により、湿った状態。土曜は軽めのコンディション。日曜は乾いてきて標準的なコンディション。
1700m以上は差し有利な状況になっていた。

今週は週中雨がなく乾いたコンディション。先週とは異なる。