先週の結果検証

2017年10月6日

 皆さん、こんにちは。『競馬研究所』の事務局です。

日曜日に行われた、秋のG1シリーズ開幕戦、スプリンターズSは亀谷敬正氏がコラムで指摘していたレースのポイント「芝1400m以上の重賞勝利実績」「近2走で上がり2位以内」の条件を満たす、レッドファルクスとレッツゴードンキがワンツーフィニッシュを果たしました。

3着にはハナを切ったワンスインナムーン(7番人気)が粘り込んで、好配当を演出。同馬も亀谷氏がコラムで触れていた「6番人気以下で馬券になったのは6番より内」に該当する馬。

そして、3着とクビ差の惜しい4着だったのは1枠1番のスノードラゴン(16番人気)で、「6番人気以下で馬券になったのは6番より内」に該当。亀谷氏の血統評価「血」or「注」と、双馬毅氏の前走双馬メモ欄「枠・ローテ不利」の指摘が重なる馬でもありました。レースでは、内枠を活かした上手い立ち回りを見せ、最低人気の低評価を覆す激走。あわや大波乱のところまで詰め寄っています。

 日曜日は、そのほかのレースでも、血統評価×前走双馬メモに該当する馬(以下コラボ馬)の活躍が目立ちました。中山10R勝浦特別はクラウンアイリス(8番人気)、阪神11RポートアイランドSではムーンクレスト(11番人気)が1着。中山12R内房Sではメンバー中唯一のコラボ馬だったロードフォワード(12番人気)がハナ差の2着というように、それぞれ高配当発生に貢献しています。

 開催全般でも、コラボ馬の好走が多く見られ、なかでも高いパフォーマンスを示したのが、阪神ダート1200mでした。計15頭が出走し、複勝回収率は143%の好水準。「距離短縮馬」に限定すると、複勝回収率は327%にまで跳ね上がり、複勝率も66%と、有力な軸馬(穴馬)候補になります。次回の阪神開催に向けて、押さえておきたいポイントのひとつと言えるでしょう。

今後も、さまざまな角度からの検証や研究、回顧などの公開を予定しております。当コラムから発信される情報を皆さんの予想にぜひお役立てください。