想定馬場トラックバイアス、コンディション 3月10日(金) /馬場虎太郎 トラックバイアス

2017年3月10日


想定トラックバイアス
3月10日(金)

中山芝
想定トラックバイアス「 ・ 」
想定馬場コンディション「標準~稍軽い」

先週は週中に降った雨が影響が残り湿った路盤。古馬の上級馬にとっては標準的なコンディションだが、まだ力のつききっていない3歳馬にとっては重めでタフなコンディションになっていた。
重いコンディションにより直線で末脚を伸ばすことが難しいため、内を通る馬が有利なケースが多かった。特に1600m、1800mといったコース構造からも内が有利になりやすい影響で、顕著なトラックバイアスが出ていた。


今週は週中の雨の影響がほとんどなく、開幕週と似たコンディションになりそう。
開幕週は馬場コンディションで「標準」と判定しており、1800mなどで内有利になるケースもみられたが、コース構造によるもので、馬場に依る偏りはほぼなかった。


中山ダート
想定トラックバイアス「内・ 」
想定馬場コンディション「標準」

先週は週中に降った雨が残っていて中山としては比較的軽めのコンディションからスタートしたが、乾いてきていた日曜の1800mは重めのコンディションに。
内有利な状況が発生しやすく、中山としては異例の傾向。
日曜のほうがより傾向が強まっていたため、馬場が先週よりも乾いている今週はさらに顕著な傾向となる可能性を考慮しておきたい。


阪神芝
想定馬場コンディション「稍軽い~軽い」

内回り
想定トラックバイアス「内・前」

外回り
想定トラックバイアス「外・ 」

先週は週中の雨の影響がほとんどなく、乾いた路盤で軽めのコンディション。
内回りは基本的に内有利のスピード勝負。
外回りは位置取りは問わず直線でどれだけ伸びることができるか、が重要な状況。とはいえ、6レースのうち2レースはトラックバイアス「前」と判定。直線で末脚を伸ばしやすいのは間違いないものの、軽めの馬場で先行馬が止まるわけではないため、差すには先行している馬を上回るスピードを発揮する必要がある。決して差しが有利というわけではなく、後方位置取りの鈍足な馬にとっては厳しい。そこそこの位置から直線でさらに脚を使うのがベスト。
また、6番人気以下で3着内の3頭はすべて5枠よりも外の枠。6レースのうち4レースをトラックバイアス「外」と判定しているように、内をロスなく立ち回るメリットはほとんどなく、スムーズに走らせるためにも外枠が乗りやすかった。

先週の木曜以降は全く雨が降っておらず、路盤は完全に乾いている。今週は先週と同等、もしくはさらに軽いコンディションが想定され、似た状況になりそう。


阪神ダート
想定トラックバイアス「内・ 」
想定馬場コンディション「稍軽い~標準」

先週は乾いた馬場ながら軽めのコンディション。
内有利な状況も発生しやすく、持続力が要求されている。
ダラダラと脚を使い続けた馬が後方から来ることもあるものの、直線で脚を使うことは難しい。

今週も週中の天気から似たような状況が想定される。


中京芝
想定トラックバイアス「内・ 」
想定馬場コンディション「稍軽い~標準」

中京芝は昨年の3回開催から路盤の工事を行った影響で馬場傾向の変化がみられている。過去の同時期開催の傾向は全く参考にできない。
中京芝の路盤は元々JRAでもトップクラスの硬さ。一般的にはタフで重い馬場という印象が定着しているようだが、過度な馬場管理を控えて路盤の水捌けも改善された3回開催以降で、「重い」馬場コンディションと判定したレースは他の競馬場と比較しても少ない。
今週は雨の影響がなく乾いた路盤の開幕週。軽めのコンディションで、基本的には内有利の状況が想定される。